商人の町 大阪

みなさんこんにちは。さつき台動物病院の院長 多田です。

 

 先日、関西へ墓参りへ行ってきました(おそらく20年ぶり)。

新大阪駅でレンタカーを借りたのですが、レンタカー会社の受付から

レンタカーを停めてある駐車場は少し離れており、

スタッフのおじさんに連れられて5分ほど歩いたのですが、

その間にスタッフのおじさんが、めっちゃ話しかけてくるんです。

 

「今度あるG20で大阪の警察めっちゃいきり立ってるんで、一時停止で待ち伏せしてますよ!気をつけてください!」

「大阪に来たの初めてですか!」

「ここ場所わかりましたか!」

「大阪どないでっか!」

「どちら方面行かれますか!」

「道わかりますか!」

こちらが答える前に次の質問が飛んできます!

 

やはり大阪人はおしゃべりだ!

 

と思ってましたが、、、、

レンタカーを返す時に、うちの父がケータイを紛失するという事件が発生!

そのことを伝えると、、、

「そら大変ですわ!何色!どこのメーカー!形は!」

メモを取りながら必死に聞き取りしてくれます!

「見つかったら必ず連絡しますさかい!」

とても熱心で親切なおじさんでした、、、。

感じたことは、

 

原価のかからないサービスは精一杯やろう!

 

というナニワ商人の心意気です。

ナニワ商人の熱い心遣いに接した私には

「東京は人が冷たい・心が死んでいる」という言葉が頭をよぎりました!

 

さて、そんな出来事があってから早1ヶ月

NHKの昼のバラエティ番組の料理番組を見ているとある違和感が、、、

テレビの料理コーナーって以下のような感じですよね

料理ってどこでしますか? 

そう、キッチンですね。

キッチンには流しがあって、コンロがあって、、、、

上の写真にも流しIHコンロがありますね。

 

しかし、その番組ではスタジオにある普通のカウンターの上に

 

カセットコンロを1つ

 

置いただけで料理をしていました。

「えっ、ついにNHKもコスト削減!?」

と思っていたら、画面の左上に、、、

 

「この料理に関するご意見はFAXで。06-xxxx-xxxx」と書かれています。

06、、、そう大阪放送局の番組だったのです。

 

見た目を一切気にせず、換気扇も流しも無いカウンターで、

カセットコンロ1つで料理!おそるべき大阪人のコスト感覚!

 

余談ですが、道に迷って乗ったタクシーの運転手のおじさんは、

タクシーのナビでテレビを見ながら運転し、車で2分の目的地へ10分かかって

 

間違った場所

 

へ連れて行ってくれました。

 

ナニワ商人のまとめです

・コストに敏感

・面倒くさい気持ちより、ゼロコストサービス乱れ打ちしたろ!の精神

・みんな車線を守らない、自転車は車の間をバンバンすり抜ける

・タクシー運転手はテレビを見ながら運転

・東京「痴漢は犯罪です。」→大阪「チカン!アカン!」

・ゼロコストサービス乱れ打ちしたろ!の精神に

 お客様に対する思いやりと商売人魂を感じた

 

大阪。観光地も無いしたこ焼きぐらいしか無いと思っていましたが、

ナニワ商人にまた会いたくなる町でした。

 

今後は、ときどき墓参りに行きます。