コロナウイルスに伴う生活の変化

 こんにちは。さつき台動物病院の多田です。

コロナウイルスのパンデミックに際してかなり生活に制限が加わりました。

我が家の買い物は週1回になりました。

 肉は重いけど週1回の買い物で十分足ります。しかし、野菜はかさばる割にはカロリー密度が少なくて、持ち運びにくいカロリーと言えるな、、、などと考えながら家族を代表して週1回の買い物をしております。

 野菜の買い物が問題です。一人で1回の買い物で持ち帰ることができる野菜の種類と量は限られます。しかし、牛や豚を自宅で飼うことはできなくても、野菜を育てることはできます。野菜の栽培というと畑で栽培することがメジャーですが、畑での栽培は連作障害などの問題があります。日々消費する野菜で連作障害が起こらない野菜は、玉ねぎくらいです。そこで、数年前に水耕栽培でトマトを育てた経験がありましたので、再び水耕栽培にチャレンジすることにしました。水耕栽培とは以下のようなものです。

 前回の水耕栽培はスーパーで貰ってきた発泡スチロールに太陽光パネルで駆動する水中ポンプを組み合わせたもので、ミニトマトは畑で栽培したものの倍くらいの大きさになりました。しかし、発泡スチロールは1シーズンでボロボロになってしまったため、今回は市販のプラスチックケースと水中ポンプを組み合わせたものを設計しました。

 トマト苗を現在育てているところですが、水耕栽培の設備1号は完成しておりリーフレタスを栽培中です。野菜の栽培に関しては今までの経験から2回の関門があります。

1つ目は種の発芽です。基本的に発芽すれば、野菜づくりの半分は達成したようなものですが、しっかりとした苗にするために人間ができることは水やり(と間引き)くらいです。あとは天気頼み!寒くて日照が悪いとひょろひょろです。最近天気がいいな〜と外に置きっぱなしで、強風が吹くと良く育っていた苗がポッキリ折れたりします。

2つ目はこれら天候に左右されながらも、無事に定植するレベルの苗に育つかどうかです。天気が悪かったり、雨が降らなかったら祈って踊りたくなる気持ちがわかります。

雨降らなかったら川まで水を汲みにいって撒かなきゃダメですからね。水道ひねれば水が出る時代で本当に良かったと思いました。

 ちなみにトマトは水耕栽培すると、収量は増えますが味が落ちます。トマトは実がなってから水分制限をすることで、味が増すと言われているためです。水耕栽培では水分制限ができませんからね。そのために、ハウス栽培のトマトはヤシガラ栽培という水耕栽培と土耕栽培のハイブリッド方式で行われているようです。今年の水耕栽培が再び上手く行ったら、来シーズンはヤシガラ栽培にチャレンジしてみたいなと考えています。