どうもこんにちは。さつき台動物病院の院長の多田です。「子供に歌ってほしくない歌」というジャンルはどの時代にもありますが、今は「うっせえわ」という曲がその地位を獲得しているそうです。
どんな内容の歌かと言うと、優等生が社会に出たら非合理的・非効率的な慣習で社会は満たされており、適応できずに何もかもが煩わしく、何でも「うっせえわ」と心の中で言ってしまう という歌詞のようです。大学までは一流校という枠組みで生きてきたとしても、社会に出ればそこは公立で様々な人との付き合いが必須となります。優等生とは一流校という井戸の中で育ってきたカエルであり、社会で活躍できるのは井戸の外で生き抜くことのできる強きカエルだという現実を間接的に歌い上げた素晴らしい歌なのです。
さて、この歌を歌ってほしくない親世代は飲み会で終電を逃してしまい、新宿のカラオケで始発を待つ間、おそらく午前5時頃みんなの疲れがピークに達し、
そろそろ始発が出るので帰れる!となった際の最後の曲として
「盗んだバイクで走り出す〜」と歌った経験があるはずです。
おいおいおい、とんでもないぞ。
「うっせえわ」は心の声だけど、盗んだバイクで走り出すのは迷惑だし犯罪です。
親世代がこんなとんでもない歌を歌って、子供に「うっせえわ」を禁止するのは
お門違いも甚だしい。
「卒業」も平和な卒業式の歌かと思いきや
「この支配&戦いからの、、、(ためて)、、、卒業〜」
留年でもしたのでしょうか。それで同学年のいじめっ子から開放されたのでしょうか。
夜の校舎で窓ガラス壊して廻ったり(廻し蹴り?)。
東京に産まれたがゆえに、悪そうな奴と大体友達になってしまったり。
そして今じゃ雑誌のカヴァー飾ったり(文春砲でも食らったのでしょうか?)。
20世紀に日本で流行した曲には、現代ではコンプライアンス違反になってしまうような曲も多いようです。
そのようなコンプライアンスという制限の中で産まれた
現代の「尾崎ソング」的「うっせえわ」を私は支持したいと思っています。