クイズ年の差なんて

 こんにちは。さつき台動物病院の多田です。「クイズ!年の差なんて」って番組がありましたよね。突然頭にこのワードが浮かんできました。どのような番組だったのかというと、ヤングチームとアダルトチームに分かれて問題を出し合ったりする番組だそうです。観た記憶はあるのですが、忘れていました。番組のフォーマットをみると今でも楽しめそうなのでリバイバルしてほしいですよね。一番復活してほしい番組は「風雲たけし城」なんですが。「逃走中」に比べたらよっぽど魅力的だと思うんですよね。一般視聴者が起こす奇跡は台本にも勝ります。近所の緑山スタジオでの撮影ですし

 

 さて、同期とはとても魅力的な存在で、1歳年が違うだけで同じ時代に同じ空気を吸っていた感じがしなくなるものですよね。特に小学生〜高校生位での1歳差は、おっさんになってからの1歳差より影響が大きく、例えば同じ出来事を中3で体験するのと、高1で体験するのだと感じ方に差が出るため、共感しづらい=同期とはいわば同じ境遇で育った双子の兄弟のような代えの効かない存在であると言えます。今回の話はそんな私が高校2年生のときに出会った(正確には会ったことないけど)同期の話です。

 

 時は1998年、中学より男子校に進学した高校2年生になった私は今後一生母と妹以外の女性とは会話をすることは無いだろうという確信を得ていた。そしてテレビに映る同期といえば、滝沢秀明という同じ時代(同期)に同じ土地(隣の八王子)に生まれたスーパーアイドルなのであった。私はテレビに映るタッキーを観ながら、神はなぜ同じ時代、同じ土地に生まれた人間にこれほどの差をお与えになったのか、そう神などはいないのだ、あるのはこの混沌とした地獄のような世界だけだと学んだのでした(冷静になって考えてみると、身長と学歴は勝っていた。タッキーにより高いところの物が取れます。神様ありがとうございました)。つまり私は色々とこじらせていたのですね(※)。

 

 ある日、やめときゃいいのにミュージックステーションを観ていたら、ジャニーズJrメドレーというのをやっていた。そこに現れたのは、、、、「東のタッキー、西のすばる」こと渋谷すばるである。渋谷氏を知らなかった私は、タッキー1人にこんなにやられているのに、関西にも同じ年齢でソロを歌わせてもらえるほどのこんなカッコいいやつがまだ居るのかと、ラオウと戦っていたらラオウカイオウの2人を同時に相手をしないといけなくなったような絶望的な気持ちになったのでした。正直、渋谷すばるのかっこよさをみてから、ジャニーズは全て敵だと今でも思っています。

 

 その後、ひと目みて渋谷すばるの将来の成功を確信した私は、特になにをするでもなくプレステをやり続けた(わけでもなく、普通に彼女ができた)、ため(※)の病気も完治し青春を謳歌し、一方の渋谷君は関ジャニ8としてデビューするのですが、その頃の私は青春の謳歌に忙しく「∞は8じゃないやろ」と感じることもなくスルーするのでした。そして時々横目に見る渋谷くんは関ジャニがなかなか売れず(すぐに7人になったし)私の予想に反して苦労しているように見えました。

 

 さて、41歳になった現在、渋谷くんはかつての圧倒的なビジュアルもなりを潜め、私と大差ないおっさんになりました。現在の写真をみると間違いなくおっさんです(タッキーは悔しいことにそうでもない。ちくしょう。でも今でも身長は勝ってるぞわはは)。なんか歌を歌いたくてジャニーズを辞めたらしい。アイドルをやりたくてやってたわけじゃなかったのね。24年もかかったけど、渋谷君はスーパーアイドルからおっさんになり、生れつき老け顔の私はおっさんみたいな高校生からおっさんになり、さらに2人とも好きなことを仕事にできている、うさぎとかめじゃないけど何かだいぶ追いついたなという気持ちになっております(身長は勝ってるけどね!)。

 

 このように、同期とは敵でもあり、仲間でもある代えの効かない存在でありこれを好敵手と呼ぶのでしょう。今後も渋谷君が頑張りをみて、私も負けじと頑張ろうと思えます。24年間積り続けた私と渋谷君の間にあった大きな雪の塊も、雪解けを迎えました。そして、タッキーも予想していたよりも売れなかったどころか引退してジャニーズ事務所も辞めてしまったし、今後何をしたいのかイマイチわかりませんがおっさんであることには変わりないので、健康に気をつけて苦労をかけたであろうお母さんを大切にしてもらいたいと思っています。

 

 次回ご紹介する同じ年の好敵手は、アナウンサーの桝太一君です。枡君には身長も学歴も負けているので、一生追いつけなそうですが、今後どのような展開が待っているのでしょうか?